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Jun 2007

Vol. 24

発行:グレイスタディケア

     
                 
     

 早いもので今年ももう水無月。一年の折り返し地点です。天候の変動が激しく、体調の管理が難しいですね。はしかの流行が心配されましたが、教室の関係先では今のところ問題なく経過しており何よりですが、油断は禁物。各自、着衣の調整などに注意して健康に過ごしていきたいものです。くれぐれも欠席のないようにいたしましょう。

 

月のスタディケア

《 中学受験生の皆様へ 》

 いわゆる受験塾のカリキュラムでは、宿題に追われているうちに時間が過ぎてしまう感覚にとらわれると思います。本人の中でがんばれるだけの量を超えると負担が大きくなりますが、できるところまでは挑戦しつづける毎日であってよいと思います。「もう無理」と思っても、それを乗り越えることによって少しずつ学習体力が増してくるように感じます。わからないことをどのように解決するかを身につける術を体得するのも大事な学習です。

 ただむやみに問題数を手がければいいのではなく、単元の学習内容を丁寧に理解していくことが大切です。考え方がわからないと、結局はわからないままに進んでしまい、応用力が伸びません。基本的にはテキストをよく読みこむことが肝要です 。

《 小学生進学総合コースの皆様へ 》

 学年が進むにつれ、特に私立小学校では学習内容が充実してまいります。それにともない、確認テストも回数が増え、チェックされる内容も厳しさを増しています。準備におわれ、がんばったにもかかわらず努力が実らないとだんだん嫌気が差してくるというのが人情というもの。しかし、意外と子ども自身は逞しいもので、どこ吹く風といった場合もあり、お母様のご苦労はさぞやと拝察申し上げます。

 ただ、テストは学習内容が理解できているかどうかの確認です。点数にとらわれるのではなく、ミスがあればなぜそのミスが発生したのか、本人が気付けるよう、また次回にその失敗が生かせるよう指導してまいりたいと考えております。わざと間違える子どもはいないはずです。今月、来月と学習に力の入る時期でもあります。まずは学校の授業に集中することが大切です。睡眠を十分とりましょう 。

《 特別生の皆様へ 》

 高校1年生は始めての高校の中間テストがありました。やはり中学とは違い、質量ともにボリュームのあるテストに少々戸惑われたかもしれません。スピードアップして学習していかないと追いつかないということに気付いていただけたでしょうか。また、実力を試す問題も多く、暗記だけでは対処できないものもあります。日頃の思考力、知識欲がためされているといってもよいでしょう。読書をする時間がなければ、新聞に目を通すだけでもずいぶん違います。少しの時間を有効に使うようにしましょう。これは、中学生の皆様にも同じことが言えます。学ぶチャンス、題材はどこにでもあるものです。

《 高校受験生の皆様へ 》

 高校は義務教育ではありませんが、今や義務教育のようなものです。しかし、中にはなぜ受験をするのか。高校受験がどのようなものかあまり実感をもてない生徒もいます。このような場合、自分の将来像が結べていないことが多く、いわゆるモチベーションが欠如していて勉強が手につかない状態にあります。本人も混乱していますから、どうしてよいかわからず、そのような場合は「勉強せよ!」だけでは解決しません。どういう気持ちでいるのか、何か不安や不満がないか、じっくり耳を傾ける必要があります。本人の言い分を聞いているうちに、本人も何かを自覚してくることがあります。

 

〜 コラム 「 国際交流 」 〜 

  以前、パプアニューギニアの公使夫妻からイースターの祝日のパーティーに招かれたときのこと。定刻にお宅に伺うと、どうやら一番乗りで先客はいない。「どうぞ」と招き入れられリビングのソファに通されて私たち家族は公使と談笑していた。

 そうこうするうちに、招待客がぽつぽつと集まりだした。南洋の国々の外交官の方が多かったが、たいていはご夫妻で招かれている。何組が揃ったところで、私は「あらっ!」とひどく動揺した。 リビングのソファに男性に交じって座っているのは女性では私一人。奥様が大使でもご主人はソファに座り、大使である夫人は床に座っている。

 「これはまずい!」男性と女性は別々に居場所があるのだということに気がついたが、いきなり立ち上がってもマナー違反になってしまう。パーティーが始まり、お料理を取りに立ち上がったのをきっかけにして女性の輪の中に入れていただいた。

 このとき、“知らない”ということはどんなに恥をかくことかつくづく実感した。まだまだ男尊女卑的な風俗習慣が残っているところは、世界にはたくさんあるのだ。欧米流の文化に追随し、西欧風の習慣を取り入れた日本だが、たかだか70年前は“男女同席せず”という習慣だったことを思い出す。

 国際文化交流の難しさ、また楽しさを味わわせていただいた貴重な体験であった 。  

 

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