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October 2006

Vol. 16

発行:グレイスタディケア

     
                 
     

 ようやく秋らしくなってまいりました。

 教室では、文化祭や運動会などの話題で盛り上がっています。中学・高校生の皆様は、早くも中間テストの月となり、保護者の皆様も体調管理などにお心を砕かれておられることとお察しいたします。生徒の皆様には、行事や部活動と勉学を両立することの難しさを感じている方もあるかと思いますが、文武両道で集中力と自己管理で乗り切りましょう。

 小学校では、宿泊行事なども計画されていることでしょう。家を離れての集団生活は、大人が考える以上に精神的に負担になっている場合があります。お子様の不安な気持ちを汲み取り、参加できるよう優しく背中を押して差し上げてください。

 

10月のスタディケア

 

《 中学受験生の皆様へ 》

 志望校向けの演習も始まり、やる気が高まってきた人、逆にスランプの人、様々です。どうか、まだまだ時間はあります。あせることなく、頂上を目指しましょう。そのためには、目の前の課題を着実にひとつひとつ丁寧にこなすこと。全部ができなくても、基本を押さえることが肝要です。そして、テストの時には、時間配分を考え、冷静さを失わないようにしましょう。時には、わずかの息抜きも必要です。お母様のお得意のお料理などで、力づけて差し上げてください。

 

《 小学生進学総合コースの皆様へ 》

 2学期は各学年とも、最も大切な単元を学習します。どの単元も大切ではあるのですが、今の時期に学習する単元は、理解を完全なものとしておかないと、次の学年で困る内容であったり、例えば、算数であれば「つまづき」の元となる単元を学習するという意味で申し上げております。

 また、2学期半ばになると、お友達関係などに変化が出始めることもあります。少し言葉遣いが乱暴になったり、ちょっと元気がないな、などのサインが出たら、さりげなく様子を尋ねるなどしてみてください。話を避けるようであれば、「何かあったな」と察し、決して問い詰めず、タイミングを見て、お子様のほうから話せる環境作りに努めるようにしてください。勉強がわからなくなっている可能性もあります。早めの対応が肝心です。

 

《 特別生の皆様へ 》

 全体的に、中間テストの試験範囲を拝見していると、ずいぶんボリュームがあるように感じます。特に、中1の皆さんは、1学期よりも大幅に増えています。準備をしっかりと!

 それから、少々気になっていることは、教室での授業態度に積極性があまり感じられません。先生の説明や質問に対して、応答がなかったり、「えへへ」で済ませたり、ただ、漫然と課題をこなしていたり。個人指導ですから、与えられた90分を意義のあるものにするためには、もちろん講師の努力は当然として、受講する側の意識も重要な要素となります。「自分の教わる態度」を振り返ってみましょう 。

《 特別生 大学受験生の皆様へ 》

 そろそろ模試を受験する機会が増え、結果も出始めています。大学受験の模試は結果が判明するまで1ヶ月ほどかかり、その1ヶ月の間にずいぶん力がつきますから、模試の結果に一喜一憂する必要はありません。また、大学入試は偏差値に必ずしもとらわれることはないので、あくまで目標は高く持って学習を続けてください。

 文化祭のシーズンです。なかなか時間は取れないと思いますが、キャンパスに足を運び、実際に大学の雰囲気を味わってみるのも良いでしょう。くれぐれも、入学後にイメージと違うという結果にならないように、志望学科の検討は真剣に取り組んでおいてください。

 

〜 コラム 「 『毛頭』って何ですか?」 〜 

  先日、ある事務手続きを巡って、関係の会社の若手社員と電話でのやり取りとなった。こちらの言い分、あちらの言い分、いろいろやりとりしているなかで、こちらが「当方としては、毛頭そのようなつもりはないわけで、云々」といったところ、やぶから棒に、先方が「モウトウって何ですか?」と聞いてきた。

 「はっ?」こちらは、わけがわからない。モウトウって、「少しも〜ない」という意味だが、からかわれているのか、真面目に質問されているのか?ここで国語の授業をすることになるのか?―― そう、そうなのである。日本語が通じなかったのである。共通言語がないわけだから、いくら話し合いを続けてみても接点はない。

 これは、日常の1こまである。これって、とても怖いことではないだろうか?同じ日本人同士がコミュニケートできないという現実。今年の乃万の目標は「美しい言葉遣い」である。つくづく、言葉遣いを教えるということは大事だなと思った次第である。  ところで、思春期の子どもたちが家ではあまり話さなくなるというのも、この共通言語の喪失にあるのかもしれない。つまり、親にこんなことを話しても理解されないだろうと思うから押し黙ってしまうのではないか?「お父さんも、お母さんも、いつもあなたの味方だから」というメッセージを強烈に発信しておかないと、疾風怒濤の時期の課題を越えられないような気がする。

  思春期は「第二の誕生」といった人がいる。自分自身のアイデンティティを確立するために、今まで家庭の価値観で生きてきたものを脱ぎ捨てる。その過程で、産道をくぐりぬける産みの苦しみ、生まれる苦しみを精神的に味わう時期なのだから、それは、双方ともにかなりの覚悟がいる。特に、親にとっては、真価の試される試練のときである 。

 

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