中学受験生は、夏までに入試に必要な知識を学習し、以降は演習中心に授業が進められます。

志望校によって求められる学力は、入学以降必要とされる事柄の知識、思考力、表現力、判断力が身に着いているかを見極めるためのものです。今までは、知識がどの程度あるかを計る学校が多かったのですが、最近は、図や表、文章を読んで、自分の言葉で説明できるかどうかを問う問題が増えてきています。

これらの問題に対処するためには、まず問題を良く読んで、出題者の意図をくみ取り、論理的に物事を考える力を培わなければなりません。そのための前提としての知識が必要になるわけです。そして、それらを自分の言葉で説明できるようにならなければいけません。ですから、非常に高度な学力を求められているわけです。

とはいえ、やはり小学生として必要な基本的な問題はないがしろにはできません。受験生といえども、学校の授業は大切なものとして積極的に取り組んでいただきたいのです。すでに知っていることでも、基礎・基本を理解する、あるいは復習として授業に取り組むなどの姿勢で授業に参加しましょう。そして、学校のテストでは満点を目指して臨みましょう。

また、テストで間違えた問題は、どこでどう間違えたか検証し、同じ問題を自力で解けるようになるまで、最低3回は練習しておきましょう。なかなか一度聞いただけでは定着させるのは難しいことです。

また、算数や理科の計算問題は計算ミスをなくすように留意しましょう。せっかく考え方は理解できているのに、計算でミスをするのはあまりにもったいないことです。計算ミスを防ぐためには、問題の余白を上手に使い、なるべく丁寧に書くことが重要です。後から見直しをするときに、自分の思考の流れが追えないとミスに気付かずに見逃してしまう恐れがあります。

とかく時間に追われ、乱雑に書く癖がついてしまっている場合には、今からでも十分に間に合いますから、他人が読んでも読める字で書くようにしましょう。学校によっては、途中まで考え方があっていれば、部分点として加点される場合もあります。

受験勉強は他人との競争ではなく、実は自分自身を成長させる良い機会です。日々のやるべき課題を淡々とこなす力が求められます。勉強のスケジュールを立てて、それを着実にこなせるようにしましょう。時には息抜きも必要です。好きなことや、楽しいことに集中する時間も確保して、メリハリのある生活を送ってください。