Home > 数学
数学 Archive
偶数係数の解の公式
- 2011-06-26 (日)
- 数学
そろそろ定期試験の時期になってきました。単元としては2次関数に入っている人も少なくないでしょう。2次方程式はすらすらと解けるようになっていますか?ここでひっかかると、2次関数の式を求めることができても、X切片が求められません。もう一度復習しておきましょう。
では、2次方程式を解く手順を考えてみましょう。
① の形に変形する
取りあえず、すべての項を左辺に移行して整理します。
② 共通因数があれば、その因数で各項を割る
目的はできるだけ簡単な整数の係数にすることです。項に分数がある場合は、その分母を各項にかけて各項の係数を整数にしておきましょう。
方程式を解くには、各項の係数をなるべく簡単な整数にすることが鉄則です。以下に例を示します。
③ 左辺を因数分解する
まず左辺が因数分解できるか考えましょう。「たすき掛け」を必ず使うようにしてください。
ただし、2回ほどたすき掛けをしても上手くいかない場合は、さっさとあきらめましょう。時間の無駄です。
これまでの例では左辺が因数分解できました。しかしいつでも因数分解できるとは限りません。そうなったら「解の公式」の出番です。復習しておきましょう。
では例題です。
この方程式では、 ですね。
どうですか?すらすらと公式に当てはめて計算できますか?ここでは解りやすく「1.」の式を書いてみました。出来れば、1の式は頭の中で計算して、2の式から始められるといいですね。ただし、係数が「-」のときは符号に注意してくださいね。
この2次方程式をよく見てみると、の係数が偶数(2の倍数)になっていることに気がつくと思います。つまり
の係数は(-6)ですから、2で割れますね。
この係数が偶数の場合は、「偶数係数の解の公式」が使えます。
「偶数係数の解の公式」
では同じ問題を偶数係数の解の公式を使って解いてみましょう。
コツは の係数を2で割ってみることです。
この場合は、 になることがわかりますか?
これさえ解れば、あとは公式に当てはめるだけです。
解りやすく上の式を表しました。実際はこの式は書く必要はありません。気がついた人はいますか?
そう、分母が1ですね。特に の係数が1の場合は、この「偶数係数の解の公式」の本領が発揮されます。分母が1ですから、わざわざ分数の式を書く必要がなくなります。
どうですか?同じ方程式でもこんなに式が少なくてすみますね。慣れてくれば、いきなり3番目の式(つまり解)をいっきに出すこともできます。
「偶数係数の解の公式」は学校でならったけど、なんかよく解らないっていう人がいるのではないでしょうか。でもコツさえつかめば、こんなに便利な公式はありません。
後で、2次方程式の解の存在について学習すると思いますが、ここで用いられる「判別式D」(a discriminant)でも が使えるようになると大変計算が楽になります。
2次方程式は数学に触れている以上必ずついて回るものですから、この際に頑張って使いこなせるようになりたいものです。
- コメント: 0
- Trackbacks: 0
ホーム > 数学