最大の変更点は、大学入試センター試験が廃止され、「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」が導入されること。背景には、現行の大学入試が知識の暗記・再生に偏りがちで、思考力・判断力・表現力や、主体性を持って多様な人々と協働する態度など、真の「学力」を十分に育成・評価していないという危機感があります。

「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」導入のねらいは、単なる「センター試験のリニューアル」ではなく、大学入試制度全体を、真の「学力」を評価するシステムへと変革することです。

各大学は、従来の画一的なペーパーテストから、「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」とアドミッションポリシーに基づく様々な評価方法(面接、集団討論、小論文、高校での学習・活動成果など)を組み合わせ、受検者の学力を多面的・総合的に評価する入試へと、選抜方法を転換することが求められています。

これにより、高校生が大学に入るための教育も、知識の暗記・再生が中心となるペーパーテスト対策から、真の「学力」を育成するための主体的な学びへと変わっていくでしょう。

「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」では、「思考力・判断力・表現力」を中心に評価がなされます。

「思考力・判断力・表現力」とは、「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探求し成果等を表現するために必要な能力」。現在の中学1年生が受けている教育課程の基準である学習指導要領でも「知識・技能」ともに伸ばすべき力として重視されています。