小学校の英語において、予定されている1つめの大きな変化は、5〜6年生で「英語が教科として」導入されることです。現在、小学5〜6年生では外国語活動が必修となっていますが、それに替わり、英語が教科として導入されるのです。そしてもう1つの大きな変化は、現在何も行われていない3〜4年生で「外国語活動」が導入されることです。

小学5〜6年生で「英語が教科化」、3〜4年生で「外国語活動」が開始
次期学習指導要領の改訂についての中央教育審議会からの答申(平成28年12月21日)では、英語についてもいくつかの新たな方針が決まってきています。次期学習指導要領の改訂は2020年度の予定。つまり小学校の英語が変わるのも、2020年度からということになります。ただし、先行実施というものがあり、その場合は2018年度から変わることもあります。

また、外国語活動では「聞く」「話す」がメインであるのに比べて、5〜6年生で英語が教科になると、初歩的なものですが、文字を読む・書くことも指導される予定です。「文字に触れる=難しくなる」というわけではありません。その前の3〜4年生においても外国語活動が導入され、「聞く」「話す」をたっぷり体験したのち、5〜6年生の発達段階にふさわしい形で、文字の「読み・書き」に進むことになるからです。

小学校だけでなく、2020年度以降、中学校や高校の授業や大学入試でも英語は変わります。まず中学校では、すでに高校で実施されている、「英語で授業を行うことを基本とする」という指導の方向性が発表されています。変化のポイントは、先生が一方的に英語の単語や文法などの知識を伝達する授業から、生徒が自分自身で英語をしっかり使う授業にしていこう、というところにあります。