小学校で習う算数の単元の中で、どうしても身に着けておかなければならないものに、「単位の換算」「割合」「速さ」の3つが挙げられます。これらは、日常の生活の中で、意識してお子様に伝えていただけると、学校で学習するときに思わぬ効果を発揮します。

例えば、ドライブに出かけたときに、「今、この車は時速50キロで走っているよ。」とか、「このカーテンの長さは180㎝だわ。」とか「この商品は、100円だけど消費税が8%つくから、いくらになるかしら?」などといった具合です。いずれも体感として知っていると、いざ問題を解くときに、経験と知識が融合して、理解が確実になり、その単元でつまずくことはなくなります。

「単元」は、小学2年生から「長さの単位」から学習が始まります。㎜、㎝、mと学習します。1㎝は10㎜などの知識は覚えられても、203㎝は2m3㎝などと換算が必要になると、案外スムーズに解けないことがあります。

先日、小学2年生の問題で、次のような問題がありました。

「次の()の中に入る単位を書きなさい。

  • 教科書のあつさ5()」

この答えの正解は、㎜なのですが、なんと「℃」と答えた生徒がいました。「あつさ」がひらがなのため起こった勘違いでしょうが、これ、バツにするには、あまりにもったいないなと思ったものです。「教科書の暑さを計ったら5℃だった」ということもあり得るわけです。なんとも柔軟な発想に舌を巻いてしまいました。

このような発想はぜひ大事に育てていきたいものです。見方を変える、視点を変えるというのは、子どもの得意技なのかもしれません。とかく大人は、すでにある知識で物事をとらえようとしがちです。これからの時代、このような柔軟な思考力を発揮できる人が活躍することになるのでしょう。