最近の卒業式では、滅多に歌われなくなった「仰げば尊し」。あれは名曲だと思います。今でも耳にするとジーンと目頭が熱くなります。
「仰げば尊しわが師の恩…」今でこそ死語になりつつある「聖職」としての「先生」という職業。今、どこの私立校の先生も様々な職務に追われ、疲弊しきっておられます。

 

授業準備一つとっても、丹念な研究をする時間がとれないようです。教科書は学習要領の改訂でかなり難しくなっており、簡単に済ませられる内容ではありません。加えて、アクティブラーニングの導入など、いかに生徒の思考力を鍛えるかが喫緊の課題となっています。さらには、書類の事務処理、保護者への対応、部活指導、朝夕の補講等で、先生方はくたびれ果てています。

 

親として子どもを預けている以上、我が子に目を向けてほしいと思うのは、誰でも同じでしょう。そうであるならば、保護者会の折などに、先生へ一言感謝の言葉を送ってみませんか?「いつもご指導ありがとうございます。」「楽しく学校に通っていられるのも先生のおかげです。」など、ほんのちょっとのコミュニケーションで、先生方も癒されると思うのです。

 

確かに、眉をひそめたくなる先生がいらっしゃることも事実です。学校の先生からいじめられて不登校になってしまったという例もここのところよく耳にします。どうしようもなくこじれてしまった場合は、転校という手段もあります。

 

「学校は選べるが、先生と友達は選べない」という言葉もあります。「逃げるは恥だが役に立つ」ではありませんが、新たな環境に身を置くことも解決方法のひとつではあります。

 

入試を終えて、進路が決まったら、まずはその環境を感謝して受け取ることが肝要です。
志望校の大学に合格できなかったら、またチャレンジすればよいのです。その中で自分自身、成長できるように、自信をもって力強く歩んでください。