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マンツーマン学習指導会「グレイススタディケア」のブログ

数学97点の快挙

先日、某私立大学附属高校1年生の女子生徒が数学の学年末試験で97点という高得点をマークしてきました。

彼女は数年前から当指導会に週2回通っています。そのうち数学は週1回、塾長の私がずっと指導してきました。これまで正直に言って、数学の成績は平均点そこそこで、決して成果が上がっているとは言えないものでした。

その彼女が、「先生、数学の点数、何点だったと思います?」と聞いてきました。今回の学年末試験は指導している側からみても、かなり手ごたえを感じていましたので、内心は70点台かな?と思いつつも、「88点。」と答えました。

彼女は「どうです!」と言って誇らしげに答案を見せてくれました。「わあー、すごいね!よく頑張ったね!」と私も驚きを隠せませんでした。

ここで私は彼女からもっと素敵な言葉を聞きました。彼女曰く。「いやー、この数学の問題を見たとき、こんなに簡単でいいのかな?と思ったんですよ。すらすらと解けたので、本当に合っているのか心配で、何度も見直しちゃいましたよ。」

私は長年数学を指導してきましたが、彼女の言葉はまさに言いえて妙。数学という教科は、学習量と成績が比例する教科です。野球のバッターが、バッティングサークルで数本のバットをまとめて振ったり、バットに錘を付けて振ったりしていますね。あれはバッターボックスに入った時にバットを軽く感じるためにわざと重いバットを振っているのですが、数学の勉強も重たい問題をやり込んでいくと本番の試験問題が簡単に見えてくるんですね。

さらに大切なことは、バッターは何回も何回も素振りをします。数学の学習もまさに何回も繰り返し説きなおすことが必要です。そうすれば、必然的に余裕が生まれますから、試験問題が配られたときに、問題を飲んで書かれるわけです。

彼女は、「今回は何回もやりましたよ。本当に自分でもよく勉強したと思います。先生の言われたように何回も繰り返し解いていきましたから。」

数学の成績が低迷している人は、自分の学習方法を一度見直してみてください。まず、問題を自分で解いてみる。解らないところがあったら、塾や学校の先生に聞いてみる。(特に塾の先生には自分が納得するまで説明を求めること)そして繰り返し解いてみることです。

ただ、同じ問題を続けて何回も解いても意味がありませんよ。1回解いて、不明点を明確にして理解する。理解出来たらもう一度解きなおしてみる。そして数日、その問題は高級ワインのようにそっと寝かせておきましょう。数日たってもう一度解きなおしてみて解けるようでしたら、恐らく試験でも迷うことなく解けるはずです。

「東宮」と「春宮」の違い―古文の読解

古文の文章を読んでいると、現在では使われていない言葉に出会うことがあります。「」もその一つです。

」はもちろん皇太子のことですが、古代中世では「春宮」という言葉も用いられます。大学入試問題にも出てきますので、これはなんだろうと不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。

現在の行政制度では、皇太子の住まいを「東宮御所」(とうぐうごしょ)と呼びますし、その外務、内務をつかさどる役所を「東宮職」と呼んでいます。新聞報道にも時折、「東宮大夫会見」などという言葉が載っています。ちなみに「東宮大夫」は「とうぐうだいぶ」と読み、決して「たゆう」ではありませんのでご注意を。「」は律令制の四等官の長官(かみ)のことです。律令制下では役所の統括者を「長官」(かみ)、次いで「次官」(すけ)、「判官」(じょう)、「主典」(さかん)と呼称していました。厄介なことは、これが役所ごとで充てられる漢語表現が異なっていることです。皆さんもよく御存じのあの「金さん」。「北町奉行所遠山左衛門尉様…」という台詞がありますね。これは金さんが左兵衛府の判官の職位を持っていたことを表します。今の都道府県庁の統括者は知事と呼びますが、当時は「守」(かみ)と呼称していました。国衙「こくが」(「国庁」「国府:こう」とも呼びます)では、長官を「守」、次官を「介」、判官を「掾」、主典を「目」と表し、「かみ、すけ、じょう、さかん」と呼んでいました。古典や歴史の図録に表が載っていると思いますので、一度確認しておきましょう。

さて、話題を元に戻して、「東宮」と「春宮」の違いはなんでしょうか。中世までは当時の人はこの表記の違いを明確に区別していたようです。「東宮」が用いられるのは、皇太子の外務にかかわることをつかさどるときに、「春宮」は皇太子自身、または皇太子家の内政に関することに用いられていました。令制では、皇太子の家政機関を「春宮坊」と称し、その長官を「春宮大夫」と呼びます。ですから一般的には「春宮」と出てきたら、皇太子そのものを指すと覚えておけばいいでしょう。なぜ「春」なのかというと、古来の方位では「東」を「春」としているからです。この方位と時刻、そして節句も古文の読解には必要な知識ですので、整理して覚えておきたいものです。

皇太子のことを和訓読みすると「ひつぎのみこ」となります。現在は新年に宮中で「歌会始の儀」が執り行われます。司会役の読師(どくし、現在はどくじと言う)が「ひつぎのみこが詠みたもう…」と言っていますね。これはもちろん皇太子殿下が詠まれた歌のことです。天皇陛下は「すめらみこと」、皇后陛下は「きさいのみや」です。NHKでも放送されていますから、入試科目に古文がある方は一度ご覧になっておいた方がいいと思います。

話はそれますが、この和訓(日本古来の読み方)は果たしてこの通りだったのかどうか、すべて明らかになっているわけではありません。古代中世の仮名文書や仮名で書かれた物語に載っているものは判明しますが、公的なものの呼称は実は定かではありません。当時の公的文書はすべて和様漢文体と呼ばれる漢文を崩した文体で書かれていました。したがって、その読み方はよく解らないのです。私は歴史学としての読み方をしますが、国文学での読み方はこれと異なっているものがあります。その上、いわゆる京都学派と東京では同じ用語でも異なって読んでいるようです。例えば、中世の荘園制に見られる荘官に「下司」という職制がありますが、京都学派の人たちは「げす」と読み、関東では「げし」と呼んでいます。この他にも「左右なく」という表現を、「とこうなく」と読むか「さうなく」と読むかの違いを耳にします。

こうした日本古来の読み方にはなかなか難しいものがあります。この研究も進んでいますが、私は日本古来の読み方は、京都などに多く存在する尼門跡寺院の「門跡口上」に伺えるのではないかと思っています。もう30年近く前のことですが、現皇太子殿下にお供して京都を旅した際に、尼門跡寺院で門跡様から直接口上を聞く機会を得ました。この門跡口上は、(中世では天皇のことを「しゅじょう」または「おかみ」と呼ぶ)やそれに次ぐ地位の皇族に対してなされるものです。古代中世の古記録などを読んでいた私も、実はあまりよく意味が解らなかったことを記憶しています。当時(古代中世)は、「は、ひ、ふ、へ、ほ」を「”fa, fi, fu, fe, fo”」と発音していたようで、この発音が門跡口上に含まれていることだけは確認できたように思います。

現代の日本語では曖昧になっていますが、「わ、ゐ、う、ゑ、を」は「”wa, wi, wu, we, wo”」と発音するのが正しい在り方です。「本を(wo)読みます。」と皆さんは正しく発音できていますか。

私は大学院時代に東京大学史料編纂所教授で元国立歴史博物館館長の土田直鎮先生(故人)から直接ご指導をいただきましたが、先生は「だいたい和訓などというものはよくわからないものだから、人名などはすべて音読みにするのがよい。」とおっしゃっておられました。ただ、「」を「ゲンのギケイ」と呼ぶのは少し抵抗がありましたが….先生はまた、特に人名などの和訓は江戸時代に本居宣長がそう呼んだだけだから、それにこだわる必要もなかろうとおっしゃっておられたことを覚えております。

しかし、古文を勉強されている高校生諸君はたまに入試問題で読みを問われることがありますので、教科書や過去問などで出てきた読み方は曖昧にしない方がよいでしょう。事ほど左様に、読み方はいろいろありますので、その都度確認しておきましょう。ただし、「東宮大夫」を「東宮たゆう」などと読んではいけません。「たゆう」と読んで、皇太子のところには遊女がいるのかなどと言うのは論外ですよ。それは読み方以前の問題です。

正しい英語表現をしましょう―塾は詰め込み教育機関ではありません

学習塾は英語で表現するとしたら、何と表現するのが正しいのでしょうか。

“Juku-School”

これが正解です。しかし、”Hancho”や”Tsunami”などといった、日本語が語源の英語表現とは違い、世界的に日本のような学習塾が存在するのは、韓国だけかもしれません。最近は中国でもブームになっているようですが。ですから、学習塾を”Juku-School”と呼んでも通じないでしょう。

英語辞書(The WISDOM)によれば、次のような記述があります。

a juku (school), a private-tutoring school; (補助的な)a supplementary private school

!! a cram school は「一時的な詰め込み」で不適 とあります。

私も何回かヨーロッパの知人に学習塾を説明する際に、この”a cram school”という表現を使ったことがありますが、一度もピンときてはもらえませんでした。この”cram”という言葉が何ともなじまないのです。

“cram”とは、特に英国では「試験に向けて詰め込み勉強をする」つまり「一夜漬け」といった意味合いを含んでいます。確かに学習塾では試験対策や入試対策をするのですが、決して「一夜漬け」の指導などはしません。少なくとも当指導会では、日々の学習を大切にしていますし、学校の授業で理解不足な点をかみ砕いて、解りやすく指導しています。塾に行って、何も理解できないままに詰め込みをされたら、皆さんはどうでしょうか。

やはり、”The WISDOM”の言うように、”a private-tutoring school”と言った方が欧米の人にはよく理解してもらえます。

私は授業が終わってからの夕食になりますので、早い時でも9時半ごろになります。平日はNHKのラジオ放送第2を聞きながら夕食をとるのですが、あるとき、「基礎英語」の番組で、「日本の塾は ”a cram school” と言います。」と放送していました。1週間にわたってその例文を聞き続けたのですが、この「基礎英語」という番組は英語学習者がよく聞いている番組ですので、かなり気になりました。

日本の学習指導要領で教えている英語には、まことに妙な表現があります。

“Am I a doctor?”

まあ、be動詞の疑問形を練習させるわけですから文法的にはあり得ますが、「私は医者ですか?」とお医者さんに聞かれたら、さあ、どうしましょうか….

 

祝!防衛大学校合格

本日は、防衛大学校本科第60期学生採用試験(推薦)発表の日でした。

当指導会に小学3年生から通っているN.Y.君。見事合格を果たしました。

昨日は今日の発表の合否にかかわらず、次の目標に向かって歩もうと誓い合いました。思えば10年の長きにわたる師弟の関係。一口には言い表せない無量の感があります。この場を借りて、N.Y.君にメッセージを記します。

君はよくやった。本当に私たちの言うことを素直に聞いて努力してくれた。有難う。今、君のことを考えると、この10年間に共に勉強をしてきたね。そしてともに笑い、悩み、苦しんだ。その努力が今日、結実した。

先ず、ご両親に感謝をしてください。君を愛おしみ、励まし、叱り、そして温かく見守ってくださったご両親に感謝しなさい。

今日、合格の喜びとともに報告に来てくれた君の顔は輝いていて、眩しいくらいだった。僕は授業中だったから言葉はかけられなかったけれども、君と目を合せてすべてが通じたね。

この国の将来を君に託す。神社の奉仕活動にも積極的に参加していた君だから、心のこもった活躍を期待しています。

合格の一報を受けた時、僕も典子先生も泣いてしまったことを、そっと告白して、君への餞としたい。

独立不定詞のお話

英語を学習するには不定詞を身に付けなければなりません。言い換えれば、不定詞が解るようになると英語がぐっと身近なものになってきます。

今日は不定詞の用法の中で特別な表現として用いられる「」について学んでみましょう。この独立不定詞は文字通り独立してひとかたまりの意味を表します。ですから理屈ではなく、一種のイディオムのように覚えてしまいましょう。

to tell the truth : 実を言うと。本当のことを言えば。
(文頭、文末で用いられます)
EX. To tell the truth, I cannot play the piano. What should I do?
本当のことを言えば、僕はピアノが弾けないんだよ。どうしよう。

needless to say : 言うまでもなく。
(通例、文頭で用いられます)
EX. Needless to say, you should apologize her.
言うまでもなく、君は彼女に謝るべきだよ。

to begin with : 先ず初めに。先ず第一に。
(少々かための表現です)
EX. To begin with, we have to recognize the circumstance of our market.
先ず最初に、われわれはマーケットの状況について認識しておく必要があります。

to be frank with you : 率直に言えば。あからさまに言うと。
(分詞構文を使って、Frankly speaking とも言えますね。こちらの方が会話的でしょう)
EX. To be frank with you,  you haven’t done your best to pass the examination.
率直に言うと、君は試験に合格するために最善の努力をしてきていないじゃないか。

strange to say : 奇妙な話だが。妙なことに。
EX. Strange to say, she got the high mark in the last math examination although she hadn’t studied hard.
彼女は奇妙なことに、前回の数学の試験で高得点を得たんだ。一生懸命勉強していなかったのにね。

to be sure : 確かに。なるほど。
(文頭で用いられた場合、通例、”BUT”で受けます)
EX. To be sure, he was a great baseball player, but he is the worst manager now.
確かに彼は名野球選手だったが、 今では最悪の監督だ。
(文末でも用いられますが、多少ニュアンスが異なります)
EX. We can say clearly that the accident in the Fukushima nuclear plants was a man-made disaster, to be sure!
福島原子力発電所の事故は人災だよ、まったく!

to say nothing of A = not to speak of A = not to mention A : Aは言うまでもなく。
(☆ not to say と混同しないようにしましょう)
EX. He is a good  at speaking Spanish, to say nothing of English.
= He can speak not only English but also Spanish well. (語順の違いに注目してください)
彼は英語は言うまでもなく、スペイン語も上手に話します。

not to say A : Aとは言わないまでも。あるいはもしかしたらAかも。
(☆ to say nothing of A と混同しないようにしましょう。また挿入句としても用いられます)
EX.  I would like to say that the product has some week spots, not to say poor.
その製品は劣っているとは言いませんが、いくつかの弱点があると言わせていただきます。

to say the least (of it) : 控えめに言っても。
(文中や文末で用いられます)
EX. The relationship of the bilateral countries is going from bad to worse, to say the least of it.
控えめに言っても、両国の関係はますます悪くなってきている。

to do A justice : Aを公平に評すると。
EX. He had refused to follow the party line, but to do him justice, his action was obviously right.
彼は党の方針に従うことを拒否したが、公平に彼を評すると、彼の行動は明らかに正しかった。

to make matters worth : さらに悪いことには。
( = what is worse )
EX. To make matters worse, the rainy season has come.
さらに悪いことに、梅雨の季節がやってきた。

どうでしたか。このほかにもいろいろな表現があります。こうした表現はそのまま慣用句として覚えるとともに、別の表現を使って書き換えるような練習をすると力がつきますよ。一度自分でノートにまとめてみましょう。

偶数係数の解の公式

そろそろ定期試験の時期になってきました。単元としては2次関数に入っている人も少なくないでしょう。2次方程式はすらすらと解けるようになっていますか?ここでひっかかると、2次関数の式を求めることができても、X切片が求められません。もう一度復習しておきましょう。

では、2次方程式を解く手順を考えてみましょう。

① ax^2+bx+c=0 の形に変形する

取りあえず、すべての項を左辺に移行して整理します。

② 共通因数があれば、その因数で各項を割る

目的はできるだけ簡単な整数の係数にすることです。項に分数がある場合は、その分母を各項にかけて各項の係数を整数にしておきましょう。
方程式を解くには、各項の係数をなるべく簡単な整数にすることが鉄則です。以下に例を示します。

\frac{2}{3}x^2-\frac{4}{3}x-10=0
2x^2-4x-30=0
x^2-2x-15=0

③ 左辺を因数分解する

まず左辺が因数分解できるか考えましょう。「たすき掛け」を必ず使うようにしてください。
ただし、2回ほどたすき掛けをしても上手くいかない場合は、さっさとあきらめましょう。時間の無駄です。

x^2-2x-15=0
(x+3)(x-5)=0
x=-3, x=5

これまでの例では左辺が因数分解できました。しかしいつでも因数分解できるとは限りません。そうなったら「」の出番です。復習しておきましょう。

ax^2+bx+c=0
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}

では例題です。

x^2-6x-10=0

この方程式では、 a=1,b=-6,c=-10 ですね。

\text{1. }x=\frac{-(-6)\pm\sqrt{(-6)^2-4\times 1\times (-10)}}{2\times 1}
\text{2. }x=\frac{6\pm\sqrt{36+40}}{2}
\text{3. }x=\frac{6\pm\sqrt{76}}{2}
\text{4. }x=\frac{6\pm2\sqrt{19}}{2}
\text{5. }x=3\pm\sqrt{19}

どうですか?すらすらと公式に当てはめて計算できますか?ここでは解りやすく「1.」の式を書いてみました。出来れば、1の式は頭の中で計算して、2の式から始められるといいですね。ただし、係数が「-」のときは符号に注意してくださいね。

この2次方程式をよく見てみると、xの係数が偶数(2の倍数)になっていることに気がつくと思います。つまりxの係数は(-6)ですから、2で割れますね。

この係数が偶数の場合は、「偶数係数の解の公式」が使えます。

「偶数係数の解の公式」

ax^2+2b'x+c=0
x=\frac{-b'\pm\sqrt{b'^2-ac}}{a}

では同じ問題を偶数係数の解の公式を使って解いてみましょう。
コツは xの係数を2で割ってみることです。

x^2-6x-10=0

この場合は、 b'=-3 になることがわかりますか?
これさえ解れば、あとは公式に当てはめるだけです。

\text{* }x=\frac{-(-3)\pm\sqrt{(-3)^2-1\times (-10)}}{1}

解りやすく上の式を表しました。実際はこの式は書く必要はありません。気がついた人はいますか?
そう、分母が1ですね。特に x^2の係数が1の場合は、この「偶数係数の解の公式」の本領が発揮されます。分母が1ですから、わざわざ分数の式を書く必要がなくなります。

\text{1. }x=-(-3)\pm\sqrt{(-3)^2-1\times (-10)}
\text{2. }x=3\pm\sqrt{9+10}
\text{3. }x=3\pm\sqrt{19}

どうですか?同じ方程式でもこんなに式が少なくてすみますね。慣れてくれば、いきなり3番目の式(つまり解)をいっきに出すこともできます。

「偶数係数の解の公式」は学校でならったけど、なんかよく解らないっていう人がいるのではないでしょうか。でもコツさえつかめば、こんなに便利な公式はありません。

後で、2次方程式の解の存在について学習すると思いますが、ここで用いられる「判別式D」(a discriminant)でも D/4=b'^2-ac が使えるようになると大変計算が楽になります。

2次方程式は数学に触れている以上必ずついて回るものですから、この際に頑張って使いこなせるようになりたいものです。

父母対象 限定セミナー「高校進学への道のり」を開催します

「高校進学への道のり」~多感な時期の子どもに接するコツとは~と題して、ご父母対象 限定セミナーを開催いたします。みなさま、奮ってご参加ください。

主に中学生のお子様をお持ちのご父母の方を対象とさせて頂きますが、ご関心のある方はどなたでもご参加いただけます。

開催日: 6月26日(日) または 6月28日(火)のいずれか、ご都合のよい日にちをお選びください。

両日とも 午前10:00~11:30 に開催いたします

講師:グレイススタディケア 代表 乃 万 典 子

会場:グレイススタディケア ※参加者多数の場合は会場を変更することがあります。

参加費:(資料代)2,000円/1名様 ※当日会場にてお支払ください。

お申込み締切日:6月22日(水)

お申込み、ご案内はこちらをご覧ください (お電話・メール・フォーム・FAX)

 

このたびの東日本大震災においては、大勢の方が犠牲になられ、今なお、多くの方が避難生活を余儀なくされておられます。

そのような状況の中、いま私たちにできることは、自分の子どもを、責任をもって世の中の役に立てる大人に育てることではないでしょうか。

このような思いから、今回特に、思春期とも言われる多感な子どもに、どのように接すれば良いか、戸惑っておられるお父様、お母様の子育ての一助になれればと考え、このセミナーを開催する運びとなりました。

グレイススタディケア代表 乃万典子の28年におよぶ指導実績から得られた知見、エピソードなどを踏まえ、具体的に、私立校における高校進学や高校入試に向けた方向性をお考えいただく機会になれば幸いに存じます。

ご多忙の折とは存じますが、ご友人の方もお誘い合わせの上、多くのかたのご来場を心よりお待ちいたしております。

セミナーの内容:

  • 1 思春期とは

  • 2 私立校における内部進学の実態

  • 3 高校入試の実態

  • 4 子どもを勉強に向かわせるには

  • 5 親の果たすべき役割

コラム「小論文指導雑感」

「今年は大学受験生が数名おり、それぞれ小論文が必要なためその添削指導を行っている。

小論文は作文ではない。実は、ここのところが一番のポイントで、小といえども論文であるから、自分の考えを論理的に述べなければならない。だが、実際に書いて見ると、やはり作文になってしまうのである。

論文であるから、情緒的な言葉は必要ない。また、大げさな副詞や形容詞を多用する必要もない。要は、課題の主旨を理解して、自分で論理展開する上でのキーワードを見つけ、それに沿って「起承転結」のある文を書けばいいわけだ。

ところが、字数制限のある中で、どのように論を展開していくかということを理解し、習得し、実行するには、それなりの修行が必要である。一朝一夕にできるようになるわけではない。

さらに、小論文を書くに際しては、用語の意味を正しく理解し、主題に従って正しく使われなければならない。それには、語彙力、今まで培ってきた知識、経験、そういったものを総動員しなければならない。だから、小論文を読めば、試験官はこの生徒がどれほどの理解力、読解力、その他の学力、意欲・関心があるか瞬時にわかってしまう。そこが小論文の恐ろしいところである。正解はないが、採点はできるのである。高度専門職業人を育成する大学等で小論文が課されるのはそのためである。

では、どうすればよい小論文が書けるようになるか?それは、幼いころからの経験、読書で得た様々な知識、学校で習得した知識から、自ら積極的に発問する態度、時事問題への関心、自分なりの解決策などを考える姿勢を持ち続けることである。受かるための技術も必要ではあるが、「小論文の書き方」のようなハウツーものを読んだとしても、よい小論文を書けるようにはならない。そして、自分一人で学習することも難しい。だから、他人の目で見て、添削してもらうことが大切になる。

生徒諸君の力作を期待している。

from Monthly Report vol.71

「学習指南方」改め、「グレイススタディケアのブログ」がスタートしました

これまで、ブログ「学習指南方」をご愛読いただきまして、有難うございました。

このたび、新しく「グレイススタディケアのブログ」として生まれ変わりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

このブログでは、学習を進める上で「ここを押さえてもらいたい」という、いわば学習のコツなどを書いていきたいと思います。皆様の学習のお役に立てれば幸いです。

また、塾長として指導をしている立場から、日々の指導から感じたことも綴ってまいります。

どうぞ、ご遠慮なくコメントなどをお寄せいただければ、大変有難く思います。

塾長 乃万暢敏

英語の力をつけるには

英語は「」をしなければ決して上達しません。よく聞き流すだけで英語がみるみる上達するとか、映画を原語(英語)で鑑賞するとよいとか言われますが、私はそうは思いません。もちろんある程度英語の力がついている人がこうした試みをすれば、さらに力をつけることの助けにはなります。しかし英語が今一つ伸びないなあ、と思っている人は、ぜひアウトプットすることを習慣づけてみてください。本当に力がつきますよ。

私の経験を述べましょう。私が自分の英語に力がついてきたな、と思ったのは、やはり大使館に務めてからでした。私がいた大使館は、リトアニア共和国というヨーロッパ(東欧)のバルト3国の1つでした。日本にある外国の大使館です。そこで、特命全権大使の顧問という肩書で仕事をしていました。

今ではEU諸国の中でも小さな国ですが、中世ではバルト海から黒海に至る広大な領域を有した大公国でした。ですから歴史も古く、首都のビリニュスの旧市街は世界遺産に登録されています。公用語はリトアニア語です。この言語はインド・ヨーロッパ語族に属し、インドのサンスクリット語に近く、古い体系を残している非常に難解な言語の1つです。ですから、あいさつ程度はリトアニア語でするものの、大使館内で同僚の書記官たちと話をするときは英語となります。

駐日の大使館(在京大使館と呼びます)ではいろいろな業務がありますが、その国のナショナルデーには各国の駐日大使夫妻、各国大使館の外交官たちを招いてレセプション(パーティーのようなもの)を毎年開催します。

リトアニア共和国のナショナルデーは2月16日の独立記念日です。余談ですが、世界各国にはどの国にも必ずナショナルデー(国家記念日)がありますが、日本のナショナルデーはいつかご存知ですか?日本国のナショナルデーは天皇誕生日です。この日には世界各国にある日本国大使館で同じようなレセプションが開かれているはずです。

こうしたレセプションではそのほとんどが英語で行われます。大使はリトアニア語で挨拶をしますが、かならず英語の通訳が入ります。私も当然のことながら、各国の外交官たちとお話をする場合や、このレセプションの準備のためのホテルとの打ち合わせも英語です。

そのほかの業務では、日本の団体がリトアニアを視察訪問(これをテクニカル・ヴィジットと言います)したりする際の現地との調整などがありました。時差が7時間ありますから、その大半はメールで行われます。日本時間の夕方は、現地のビジネス・アワーが始まったところですから、メールのやり取りといっても、いわばチャットのようなことがしばしば起きました。こちらが一生懸命気をつけてメールを送ると間髪を入れず返信がきます。

何を言いたいかお分かりですか?英語は「書いたり」「話したり」すること、つまりアウトプットすることで、飛躍的に力が伸びます。

日本に現地のビジネスマンたちがやってくることがあります。そういう時はよく成田空港まで迎えに出向いたものでした。しかし、彼らも英語のネーティブではありませんから、皆さんがCDやラジオ放送で聞くような、美しい英語を誰もが話すと思ったら大間違いです。いろいろな訛りが入ってきます。正直、最初に出会ったときは、相手の言っていることがよくキャッチできない。つまりヒヤリングが出来ないわけです。

ある時から、あることを熱心にやるようにしました。そうすると、不思議なくらいに相手のしゃべっている単語がはっきりと聞こえてくるのです。CDを聞いてヒヤリングの練習をしたのでしょうか?英会話スクールに行ってネイティブ講師に教わったのでしょうか?どれも不正解です。

答えは、成田空港に迎えに行くというものでした。車で迎えに行くのですが、空港で彼らをピックアップした瞬間から、私は積極的に話しかけるのです。彼らは初めて日本に来た人も多く、不案内ですから私が頼りなんですね。必然的に、私の話は一言も聞き漏らすまいと真剣に聞いてくれるわけです。空港から都心の宿泊先までの間、車中でも私は話し続けます。日本の気候、風土、まわりの景色、観光名所やビジネスのこと。話題は山のようにあります。

そうするとどうでしょう。ホテルに着いたころには、本当に自分でも驚くくらいに相手の話がよく理解できるようになっています。こうなるとその後の仕事は大変スムーズです。

皆さんはなかなか英文でメールを書くような機会はないかもしれません。しかし皆さんにも出来ることがあります。それは、自分で英文を作ってみることです。皆さんは「英作文は苦手だなあ」というかもしれません。しかし難しく考えることは何もないのです。

学校や塾で習ったフレーズをどんどんノートに書いてみましょう。その時重要なことは、例文をただ写すのではなく、自分の好きな単語を使って書き直してみることです。例文を丹念に写している人はいませんか?それではただの手の運動になってしまいます。

自分で単語を取り替えてみる。このとき、あなたの頭の中では自然と英文を組み立てようという作用が働きます。これがアウトプットです。単語の意味を調べるときに辞書を使いますね。そうしたら意味に注目するのではなく、例文に注目してください。その単語の意味には直接関係ないかもしれませんが、例文にはどのように表現するかが必ず載っています。「この例文は使えそうだな」と思ったら、今度はその単語を別の単語に置き換えてノートに書きましょう。

問題集を一生懸命勉強しているだけでは力はつきません。テキストに書かれている表現を、一度自分の頭の中で組みなおしてみてください。きっと効果があるはずです。

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